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トレード日誌のつけ方:数分で終わる毎日のルーティン

トレード日誌5分で読めます更新English

要点日誌は3回に分けて短く書きます。セッション前に2分(プランと上限)、1トレードごとに約20秒(セットアップ、理由、サイズ、ストップ、ルールをどれだけ守れたかのグレード)、セッション後に5分(Rでの結果、スクリーンショット1枚、教訓1つ)。そして週に1回、30分かけてパターンを探します。月1回の詳しい記録より、毎日の短い記録のほうが役に立ちます。
目次
  1. トレード日誌が続かない理由
  2. セッション前:2分
  3. セッション中:1トレードあたり約20秒
  4. セッション後:5分
  5. 記録例:MNQの1セッション
  6. 週1回:30分
  7. スプレッドシート、ノート、アプリ?
  8. 習慣を続けるための5つのルール

トレード日誌は、各トレードを3回に分けて短く記録します。セッション前にプラン、トレードのたびにいくつかの主要項目、セッション後にRでの結果と教訓を1つ。毎日続けられるくらい短くしておくことが大切です。1週間だけ書いてやめた日誌からは、何もわかりません。

CME Groupのトレードプラン講座は、シンプルにこう述べています。勝ったトレードはなぜ勝ったのかを正確に知りたいし、負けたときも同じことを知りたい。そのためのルーティンを、先物の記録例とあわせて紹介します。

トレード日誌が続かない理由

よくあるパターンはこうです。40列のスプレッドシートを3日間丁寧に埋め、「今日だけ」と飛ばし、そのまま忘れる。問題は規律ではありません。日誌にかかる手間が、得られるものより大きく感じられることです。

解決策は、作業を分けること。あとから再現できないもの(エントリーの理由とそのときの心理状態)だけをトレードの瞬間に記録し、分析は毎週決まった時間に回します。記録する価値のある項目の一覧は、トレード日誌テンプレートで18項目を紹介しています。この記事は、それを埋めていく習慣についての話です。

セッション前:2分

最初のトレードの前に、次のことを書き出します。

  1. 今日の上限。1日の最大損失、最大トレード数。プロップ口座なら、日次損失上限とドローダウンのフロアまでの距離も。
  2. 1トレードあたりのリスクを、ドルと、いつものストップ幅での枚数で。
  3. 狙うもの。セットアップは1つか2つ。起こりうることを全部並べたリストではありません。
  4. 予定されたイベント。セッション中の経済指標の発表と、その時刻。
  5. ひと言で状態チェック:元気、疲れている、焦っている、イライラしている。

ここは多くの人が飛ばす部分ですが、残りの記録に意味を持たせるのはこの部分です。「プランを守れたか」を評価できるのは、プランがあったときだけです。

セッション中:1トレードあたり約20秒

エントリー直後に(エントリー時が忙しければエグジット直後に)、次を記録します。

  • 銘柄、売買方向、サイズ:MNQ、ロング、3枚。
  • エントリー、ストップ、ターゲットをポイントで。
  • セットアップ名。あとでフィルターできるよう、毎回同じ名前を使います。
  • 1行の理由:「オープニングドライブ後のVWAPへの押し目」。
  • 結果ではなく判断のグレード:プランどおりならA、ほぼプランどおりならB、そうでなければC。

判断を結果とは別に評価することが、このルーティン全体でいちばん役に立つ習慣です。利益が出たCグレードのトレードもCのまま。そして、来週あなたに損をさせる可能性が最も高いのが、そのトレードです。

セッション後:5分

  1. エグジットと損益を追加します。数字を正確にするなら、プラットフォームのCSVからインポートします。
  2. 各結果をRに換算します:損益 ÷ 計画したドル建てのリスク。これでサイズの違うトレードを比べられます。詳しくはRマルチプルの解説をご覧ください。
  3. トレードごとにスクリーンショットを1枚保存し、エントリー、ストップ、エグジットを書き込みます。
  4. いつもと違う点にタグを付けます:ニュース、ストップを動かした、サイズ過大、リベンジ、エントリーの遅れ。
  5. 教訓を1つ、1文で書きます。5つではなく、1つ。

CMEの講座も同じ考え方を勧めています。毎日の結論を書き留めておけば、あとで見返せます。

記録例:MNQの1セッション

プラン:1トレードあたりのリスクは$120。20ポイントのストップでMNQ 3枚です(20 × $2 × 3 = $120)。1日のストップは−$240、つまりフルの損失2回分。MNQは1ポイント$2です。ほかの銘柄は先物のティック値一覧にまとめています。

#トレードサイズ結果損益Rグレード
1ロング、計画どおりのセットアップ3 MNQ+30 pt+$180+1.5RA
2ロング、計画どおりのセットアップ3 MNQ−20 pt−$120−1.0RA
3ショート、セットアップなし、サイズ2倍6 MNQ−15 pt−$180−1.5RC

この日は手数料を引く前で−$120、つまり−1Rで終わりました。トレード3がなければ+$60でした。トレード3は負けた直後に、セットアップなしで、サイズを2倍にして入ったもの。リベンジトレードの解説記事に出てくる典型例です。

この日の教訓は自然と決まります。「負けたあとの次のトレードは通常サイズで、計画したセットアップのときだけ」。この1文は損益よりも価値があります。自分で変えられるのは、そこだからです。

グレードが何を示しているかに注目してください。2つのAトレードは、勝ち1回とフルの負け1回で合計+$60。Cトレードは1つだけで$180の損失です。1か月で見ると、AトレードとCトレードの差が、日誌全体の中で最もはっきりした数字になることがよくあります。

週1回:30分

毎日の記録は素材です。それが実を結ぶのが週次の振り返りです。次の点を見ます。

  • 合計R、セットアップ別のR
  • AグレードとCグレードの結果の比較
  • 「リベンジ」「ストップ移動」のタグが付いたトレードと、そのコスト
  • 成績が最も良い時間帯と悪い時間帯

そのうえで、翌週に守るルールを1つ決めます。手順は週次のトレード振り返りで、30分でできる形にまとめています。

スプレッドシート、ノート、アプリ?

毎日使うなら、どれでも構いません。それぞれの長所と短所は次のとおりです。

  • 紙のノート:すぐに始められるが、フィルターや集計はできない。
  • スプレッドシート:柔軟で無料だが、数式、ポイント値、インポートは自分で管理する。
  • 日誌アプリ:インポート、R、統計を自動で処理してくれる。注意点は、記録よりダッシュボードを眺める時間が長くなりがちなこと。

どれを選ぶにしても、特定のブローカーやプロップファームから切り離しておきましょう。そうすれば、会社を変えても履歴が残ります。理由はプロップファームが閉鎖したらどうなるかで説明しています。

習慣を続けるための5つのルール

  1. その日のうちに記録する。負けトレードの記憶は、数時間で書き換わります。
  2. トレードしなかった日も記録する。「トレードなし、セットアップなし」も立派な記録で、連続記録も途切れません。
  3. セットアップ名とタグは毎回同じものを使う。そうしないとフィルターが役に立ちません。
  4. 結果ではなく判断を評価する。
  5. 1日に教訓1つ、1週間にルール1つ。

TJはこのルーティンを前提に作られています。Log It!は約20秒でトレードを記録し、Rate It!は自分のチェックリストに照らしてセットアップを評価し、インポートでプラットフォームのCSVから正確な約定を取り込めます。さらに、日誌の連続記録(「No trade today」オプション付き)で毎日の習慣が目に見えます。無料で始めるか、デモを試してみてください。

先物取引にはリスクがあります。CFTCの先物市場の基礎ガイドは、多くの個人が資金をすべて失うと警告しています。TJはトレード日誌ソフトであり、金融アドバイスではありません。

よくある質問

トレード日誌には何を書けばいいですか?

トレードごとに、銘柄、売買方向、サイズ、エントリー、ストップ、ターゲット、セットアップ名、1行の理由、プランをどれだけ守れたかのグレード、ドルとRでの結果、スクリーンショット、いつもと違う点のタグ。セッション前には上限とプランを、セッション後には教訓を1つ書きます。

日誌には毎日どれくらい時間をかけるべきですか?

セッション前に約2分、セッション中は1トレードあたり約20秒、セッション後に5分。これに週1回、30分の振り返りを加えます。

トレードしなかった日も日誌をつけるべきですか?

はい。「ノートレード、セットアップなし」のような短いメモでも、良い判断の記録になり、毎日の習慣が途切れません。それが何か月も役立つ日誌の条件です。

トレード日誌はスプレッドシートで十分ですか?

毎日続けられるなら十分です。欠点は、数式、銘柄ごとのポイント値、インポートを自分で管理しなければならないこと。アプリならそれを代わりにやってくれます。

なぜ結果とは別にトレードをグレード評価するのですか?

ルールを破ったトレードでも利益が出ることがあるからです。判断をグレード評価すればプランを守れたかがわかり、1か月分のAグレードとCグレードのトレードを比べれば、ルール違反の本当のコストが見えてきます。

トレードを約20秒で記録

TJのLog It!はセットアップ、サイズ、結果を記録し、Rate It!はプランをどれだけ守れたかを評価します。日誌の連続記録が習慣を支えます。ベータ期間中は無料です。

出典